
毎年思うことだけど、あと数日で今年も終わってしまう。
え、もう12月なの?
あまりに日にちが経つのが早いので恐怖すら覚えてしまう。2016年はどんな年だっただろうか?あれ?俺って何したかな?と振り返ってみた。
ますは読んだ本から。本はほぼ電子書籍で買っていたので、今年買った本を見つけるのは簡単だった。漫画が8割、小説が2割ぐらいだった。
■今年も町山智浩さんの本
昨年始めて著作を読んで、その面白さにハマってしまい、既刊本から新刊まで手に入る本はすべて買った(と思う)。彼は映画関連の本とアメリカ関連の本を主に出している。両方面白い。特にアメリカの流行語でアメリカの世相を語るシリーズがハズレ無し。毎年刊行しているようなので、来年の新刊が待ち遠しい。
■新野剛志『キングダム』
関東連合をモデルにしたと思われる架空の半グレ組織のリーダーを主人公にした小説。2月頃に買ったにも関わらず、ずっと積読してて最近読了した。めちゃくちゃおもしろかった。今まで読まずに来たのが悔やまれる。今年のナンバー1にしてもいいと思う。
■奥田英朗『純平、考え直せ』
ヤクザの下っ端の純平が鉄砲玉に指名され、敵対する組織の組長を射殺しようとするまでの過程を描いた作品。奥田英朗はプロットを作らずに小説を書いているので、本人にもラストがどうなるかわかっていないらしい。だから、中途半端に終わることが多い。昔は終わりがピタッとはまるような計算しつくされた小説が好きだったけど、こういうえ?ここで終わり??っていう小説も好きになってきた。結末がどうなったかよりも、そこに行くまでの過程がすごく面白いのでそこで個人的には満足してしまう。
■冲方丁『マルドゥックアノニマス2』
マルドゥック・スクランブルシリーズ最終章の第2巻だ。相変わらず面白い。続きが気になって仕方がない。歴史小説なんかどうでもいいからこのシリーズを早く書き終えて欲しい。まあ、歴史小説も面白いからいいんですけど。『光圀伝』とか『天地明察』とか最高に面白かったですよ。そういえば、『はなとゆめ』の文庫本も買ってたけど、まだ読んでなかった。せっかくの連休だし、本棚からひっぱりだして読もうかな。
つづいて漫画部門。
■ドリヤス工場『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』
タイトル通り古典の小説を10ページ位の漫画にした作品。絵柄が水木しげるなのでそこがまたツボだった。
■七尾ナナキ『Helck』
web漫画の裏サンデーで掲載されている作品で、ずっとwebで読んでたんだけど、面白いので本でも購入した。ピュウイが可愛くて悶絶。
■なきぼくろ『バトルスタディーズ』
高校野球漫画。学校はPL学園をモデルにしていて、作者自身がPL学園の野球部出身なので他の高校野球漫画とは一線を画している。特に、野球部の寮生活のエピソードがリアリティがあって面白い。(もちろん漫画的に誇張して描かれている部分もあるし、作者の現役時代には野球部寮は廃止されていたらしいので、創造で補ってる部分があることはわかっているけど、それを差し引いても面白い)。野球部の寮生活って大変なのね。
■『中間管理職トネガワ』
この漫画が面白いにも選ばれていたので敢えて説明する必要もないと思うけど、クソ面白かった。カイジ のパロディ漫画。
パチンコ沼のパロディで接待が下手くそみたいなエピソードが最高だった。
来年もいい年になるといいね。
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